柏木です。Google for jobsよりも「これは!!!」と思っていたもの、それはGoogle Hireです。そのHire、2019年上旬にHireがAsiaで使えるようになりました。私は英語がさっぱり読めないんですが、なんとなく雰囲気で読む力が身に付いた、という努力の方向性を間違えながらも海外サービスを使用しています。

Google Hireって何だよ
Hireでできることがたくさんあるので、こんなことができますシリーズと、初期設定こんなところに苦戦してますシリーズに分けて書いていきます。
GoogleHireはいわゆる採用管理システム(ATS)となります。ATSは国内様々なサービスが出ていますね。主には、マイナビさんの提供しているAOLや、ジョブカン・Jinjer・リクオプとか国内サービスで有名でiCIMSとかが海外では有名だったりします。HireはGoogleが作成したATSです。
ATSってなんだよ
順番が逆になりますが、ATSというのは アプリカント・トラッキング・システムというサービスです。応募があった人を社内で適正に面接官に差配したり、どのポジションに応募しているのかを把握するためのシステムです。これまでの片手で数えられる範囲の募集や媒体の使用とかであれば不要だったかもしれませんが、indeedやOMR(オウンドメディアリクルーティング)、タレントプールをしていくにあたっては、募集規模に関わらずできたら使用していきたいサービスです。
Hireで出来ること
Hireの良さは、人事の仕事の超面倒な取り組みを「手間が!!!ひどい!!!でもミスできない!!!」という絶望を感じたことのある人に伝わるニッチな良さかもしれませんが、これは!!と目を見張ってしまうほどすごいです。
・Gmailで届いた応募を数クリックで自社の応募に紐付けできる。
・誰が書類選考をするのかサクサク全員で共有できる
・最適な面接時間を提案してくれる
・招待メールを送るボタンをポチッとするだけで、候補者にも面接招待の連絡が行く(遠隔の場合は、息を吸って吐くようにMeetの設定ができてる)

これだけ?と思った方、まだまだいきます。
・自社の応募がどこからどのように来ているのかの分析をしてくれる
・(その人が設定している場合は)該当者らしき人のLinkedInや、GitHubのアカウントリソースもさりげなく提案してくれる
・部門や面接官ごとの所要時間、CVRも出してくれる
というATS導入しただけで、初めから分析まで全部してくれちゃう、という夢のシステムです。(私たちがどこまで使いこなせるかは別として)
ATSは本来人事の人数が少ないところこそ導入した方がいいサービスですが、大企業向けのサービスが多く、ランニングコストも高かったりしますね。
Hireは月額100$だよ!(一万円ちょっと)お得!
Hire is just $100/month for companies with less than 25 employees, and $200/month for companies with 26-50 employees.
注意点:Gsuite利用企業のみ利用可能
という夢のサービスですが、企業の情報システムがGsuiteじゃないと使えません。また、日本語入力は可能ですが、基本的に画面は英語表記です。
(どうしてもわからない場合はChromeの翻訳機能を使えばなんとなくわかるのでそれで事足りる気もしますが)
ユーザーアカウント数に上限があるため、大規模になると金額がアレでアレになります。あと、「サービスに自分たちを合わせていく」スタンスの企業には良いですが、やたらと画面・サービス自体も自分たち流に整えたい会社には不向きかと思います。ただ、海外サービスを使うときは、自分たちに合わせるよう加工していくよりも、サービスに合わせて自分たちが変わっていく方が良い気もしています。そもそも私の英語あんまり通じないし。
indeedとGlassdoor、他サービスとの連携は可能ですが国内サービス(特に媒体系)との連携ができるかどうかまではわかりませんでした。誰かわかったら教えてください。

応募者からしたらいきなりGoogleから通知が行くかのように見えるので、応募者への見え方は気にしないといけないですね。そこくらいですかね、私たちがこれから考えることといえば。それくらいすごいサービスです。
これからしばらく、GoogleHireについて書いていこうと思います。
次回は、Dear Erick, could I use Hire?
に対して、Hey Akiko!と友達かのようにフランクに返信をくれる ErickとのHire初期設定についてお伝えします!