自分が探しはやり方間違えるとフルボッコくらうよ

柏木です。変態のように転職にまつわる本を読んでるのですが、転職に関する本を読んでると、第1章で「自分を棚おろししよう!」的なこと書いてありますね。棚には一体何が入ってると言うのでしょうか?

私の25,6才の頃の悩みは、「人材業界以外何もできない。どうしよう」と言う何もできないことへの悩みと、「趣味らしい趣味もない。どうしよう」ということで焦って始めたホットヨガ(って言ったらオシャレかなと思って始めた。2回目で脱水症状なりかけて死にかけて諦めた思い出)ぐらいしかありませんでした。その頃仲良くなった後輩がアニメが好きと言うことで、「趣味がある人っていいなぁ」って思いつつ、とりあえず自分もアニメ見てたくらいです。

自分探しとは、アイディンティティキャピタルのこと

自分探しとは、「才能やお金が問題じゃなかったら何をしたいか?」を探すようなイメージが強いと思いますが、実際は逆です。才能やお金は実際に問題としてやってくるし、「才能もお金も恵まれていなかったとしたら何をするか?」が大事であります。

でも、人には必ず資産があります。それをアイディンティティキャピタル(資産)と呼びます。

アイディンティティ・キャピタルとは、

時間をかけた自分の価値を高める経験やスキルのことで、個人的資産(有形無形含む)であり、これを得られるチャンスは、危機的な出来事とともに来るケースが非常に多いと言われています。

危機的な出来事は、全力で自分に問いかけてきます。「なぜ今自分がこの状況に置かれるのか?」と。「起こっている状況にはどんな意味があるんだ?」と。強制的に自分を見つめ直すタイミングがやってくるので、自分とは何者なのかを考える時と、自分の資産を作るチャンスは同時に存在していて、同時に処理しないといけないことなのです。

自分探しをする人の多くは、アイディンティティクライシス

転職活動って一度は必ず心が折れるタイミングが来るものですが、順番とやり方を間違えて自分の棚卸をしようとすると、「自分って何者なのだろう?」と言う間違った認識をしてしまします。これを、アイディンティティクライシス(自己喪失)と言います。必要なことは、自分の資産の棚卸であり、自分が何者かどうかは転職活動を始める前に終わらせておくことが大事です。

私たちは誰一人として万能ではない。と、同時に。

ということで、年代に関係なく、「自分を振り返る」と言いつつ、「それ自分に酔ってるだけです」みたいな人にちょいちょい出会ってしまうのが悲しくてこのブログを書きました。特に今の20代の皆さんは、大人から「挑戦すれば何でもできる」と壮大に励まされながらも「具体的な何か」は何もアドバイスがなかったことが多いように感じます。ごめんね。大人の一人として謝るよ。

私たちは誰一人として万能ではありません。と、同時に、無能でもありません。自分のアイディンティティキャピタルは何か?から考えていくと、良い棚卸しになると思います。

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