私たちの会社がどのようにして「株式会社ミライへ」となったのか。多くの人にご協力いただきながら決まった社名についての誕生ストーリー。(2/3)
「綺麗な言葉じゃ誰も見てくれない、綺麗な言葉じゃ儲からない」
そわそわした帝国ホテルから場所を移し、いろんなデザインの誕生秘話を聞きながら、
すごい人との貴重な時間を、何にも形に残せなかった自分が泣きたいほど悔しくて、
「なんでいつも私は人に対してアウトプットが上手にできないんだろう。どうして人に理解してもらえるようにしゃべれないんだろう、どうしてこの大事なタイミングでこの弱みが露呈されるんだろう。」と悔やんで悔やんで悔やみました。
さてここでお気づきかもしれませんが、法人設立は社名がないと出来なくて、創業2日間だけ別の社名で会社が創業となってます。皆がいろんな働き方や情報をシェアできる時代がきたらいいねってことで2日間だけつけた社名が「シェアワーク」という名前だったのですが、
剛司さんからは「まさか社名をそんなカジュアルに決めるとは思わなかった」と言われ、柏本さんからは「柏木さんレンタルオフィスとか、コワーキングスペースやりたいの?」っ言われて、ほんと生きてる心地がしなかったのはきっと忘れません。笑
今まで散々、多くの経営者に「社名に込める意味」を聞いてきたにも関わらず、
あまり社名にこだわらなかったのは、法人設立して、登記簿謄本を取得して、何としても6月中に有料職業紹介の免許申請を受理されたい。そんな気持ちでいっぱいで、大事なところを軽く見ていたのです。振り返ってみて、なんともアホですねぇ〜。
「社名やロゴはデザイン。デザインって、相手に理解してもらうための一番最初の顔なんだよ。そこに辻褄が合わなきゃ、その会社は信頼されないよ。会社のロゴとかデザインは、話すきっかけを作る。【このデザインにどんな意味を込めているか】を伝えるのが財産なんだよ。」
そんなことを色々教えてもらいつつ、剛司さんから「お前、なんか今日口数少なくないか?」と言われてました。
「綺麗な社名にしても、人は見てくれない、綺麗なだけの社名にしても儲からない。自分が何者なのかが伝えらなきゃね。」ということとかを教えてくれながら、コーヒー飲んでも味がしない、お酒を飲んでも全然酔わない、口数も少ない。けど、ずっとお会いしてみたかった巨匠との貴重な時間が終わりました。
剛司さんから「かっしー、今のままじゃ柏本さんは納得してない。知りたいのはお前のそんな話じゃないんだ。お前は、自分の得意なことにはフルオープンだけど、苦手なことはフルクローズなやつだからな。」と帰り際に言われつつ、ちゃんと考えよう、コンプレックスとかとちゃんと向き合ってもう一回考えよう。すごい浅はかだったことを反省するという、できればしたくない経験だったけど、せっかく作文書いたらいいよってヒントをくれたし、社名から作ってもらえる貴重な機会を味わおうと思い直し、社名を変更することになりました。
後日談
社名を変更すると定款に変更履歴が残ります。銀行口座を作りに行った時、創業後すぐに社名を
している定款を見たメガバンクの窓口の方(若葉マークをつけてた新人さんらしき方)から、
ピュアな目で「なぜ社名変更をされたのでしょうか?」と聞かれました。
長々と話すわけにはいかないので、「同業他社とかを色々調べたところ、ブランドイメージを変更した方がいいと思いまして。」とだけ伝えたところ、
ピュアな目で「創業前にお気づきにならなかったのでしょうか?」と聞かれました。
本当、その通りですよね!!!笑
結果的に、「国の許認可事業者は免許が交付されたから受付となりますので9月以降お越しください」とのことで、6月20日の出来事を思い出して終わるだけの時間となったのもいい思い出です!泣きたかったー!
株式会社ミライヘ代表取締役
GCDF-Japanキャリアカウンセラー/国家資格キャリアコンサルタント
転職や仕事の岐路を切り抜けるキャリア面談をやってます。
好きな食べ物:チキンカツ・ピザ あと、別軸で東京で1番小さい社長を目指してます。