ライフラインチャートを書いてみましょう

柏木です。ライフラインチャート。

GCDFの資格者にとってはおなじみのライフラインチャート。

自分が転職したほうがいいかどうかもわからない、、、将来どうしたらいいかわからない、、、でも現状に対する不安はすごいある!

と言う時に使用するものです。すでに自分が生きて行く領域が決まっている技術領域の方にはあまり使用しませんが、ライフラインチャートを用いることがあります。

キャリアカウンセリングはU字を描きます。

いきなり解決策を伝えもしないし、いつもまでも「転職したいと悩んでるんですね」ってことも言いません。

前半で内省や自己対話を伴走し、底まで内省した後は

後半で解決策を助言し行動を支援する、と言う違いがあるのが良しと言われています。

ライフラインチャートを書いてみましょう。

ライフラインチャートとは、自分の始まりと終わりを決め、思い出す出来事を良いこと・悪いことを描き、それを点でつないで行きます。

自分の始まりから現在までを書くこともあれば、自分が生まれてから死ぬまでを予測して書くこともあります。始まりも、終わりも、基本的には自分で決めます。

まずは自分のこれまでの上がりと下がり(点でつなぐと線になる)を知る。

その次に、その上り傾向と下り傾向には、「なにが関係していたのか」を振り返ることが必要です。

例えば、傾向として他者の意思決定によってできた出来事でそのあと下り坂になった、とか

振り返ってみたらどん底だと思っていたけど、自分の意思決定次第で上り坂になった、とかを客観的にみて行きます。

そしてそのあと、そこから見えてくる自分のパターンを知ります。

なにがあれば下り傾向になるのか?なにがあったら上り傾向になったのか?と言うパターンを知ることになります。

これが基本的なライフラインチャートです。

で、転職にいかすのに大事なのはこの2つ。

自分のキャリアを見直すためのライフラインチャートならここまででもよいのですが、今回は転職活動のために必要なライフラインチャートです。2つのポイントが必要になります。

1)自分が今後も振る舞いたい「自分」はどれですか?

特に現状の環境があまり最適な環境じゃない場合は、自分が次の転職先でも振る舞いたい「自分=最もパフォーマンスを出せていた時期のころ」はどれか?を見出す必要があります。ここがなければ、「あぁ、、、昔に比べて今はダメだ。。状況が悪い、脱しなければ」となってしまい、退職理由と転職理由がごっちゃになってしまいがちです。

2)上り傾向を迎えたとき、そこには誰がいましたか?

どん底から這い上がって行くとき、「あのときまじで大変だと思ってたけど、振り返ったらいい出来事だったかもなー」と思う瞬間があります。その時、周りを思い出して誰の顔が思い浮かぶか?と言うことが大事です。

当時の自分を思い出してみてその時の周りを振り返った時、そこには誰がいましたか。会社の仲間ですか。お客様ですか。ここで終わりたくないと思う自分の反骨心でしたか。無条件に応援してくれた家族やパートナーでしたか。何か数値的なものでしたか。

過去を思い出し→その時にいた周りの人も思い出し→思い出したその誰か、が、

実は自分が転職先を考える上で大事な軸だったりします。

会社軸かもしれないし、自分軸かもしれないし、成績や年収、家族かもしれません。

苦しかった時、辛かった時、そこには誰がいましたか?

転職活動でもしなければ、振り返る機会のないこれまでとこれから

この面倒なこの一連のプロセスが、転職活動の軸を強くさせるはずです。

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