柏木です。緊張すると何喋ってるのかわからなくなりますよね、よくわかります。私も先日、「サダハルアオキ」と言うおしゃれなパティシエの話をしようとしたら、「佐野元春」の話になりました。結果的にサダハルアオキより楽しい話になったので良かったんですけど。
普段どおり話したらいいですよって言うけどそんなの無理よねぇ
面接では何を心がけたらいいですか?と聞かれると、普段通り話したらいいですよって思うんですが、「普段」の定義がわからないくらい緊張しているのでそりゃあ無理な話ですよねぇ。先に残酷な話をすると、何を話したかどうかよりも第一印象に左右されがちです。営業職とか接客業など、人と接する仕事の多くはこの「第一印象」が大事です。
ほんで、第一印象って何を持って決めてるかと言うと、笑顔でゆっくり話してくれるか?と言うところなのですが、これまた練習じゃどうにもならないので普段通り話したらいいですよっていう展開になります。すまんねぇ。
準備に勝るものナシ、なのですがその準備が文章になっていませんか
最近は志望動機や自分の転職理由をそのままストレートに聞いてくれる会社は少なくなり、雑談ベースの中で「へぇ〜、で、なんで弊社なんですか?」みたいな聞かれ方をします。が、準備している文章がすごい長文だったりすると会話のペースが崩壊してしまい、頭が真っ白になったりします。対策を立てるのはとても良いことなのですが、一人完結型になっていませんか、ちゃんと音読したり・相手がいる前提で考えてますか?
会話のペースが崩壊の場合、面接官はどんな気持ちになるのでしょうか?
面接官からすると、卓球しようと思ってサーブしたら、バレーボールでアタック返された気分になります。「緊張してるのはわかるよ!でもそれで強みがコミュニケーションって言われても!今バレーボールでアタックしてきたじゃん!痛い!泣きたい!」と言う気持ちになります。
余談ですが、だからこそ「自分の強みはコミュニケーション力」は危ないのです。
それでも、質問に対して準備0で行くよりはましですね。質問を想定して、文章に落として、自分が面接官だったら納得するか?客観的に見直してみてくださいね!!
最後の難関「何か質問ありますか?」
頭がはち切れそうな時間を過ごしながら、終わり際にくる「何か質問ありますか?」と言う面接のラスボスみたいなのがやってきます。
「何か質問ありますか?」って聞かれたら、なんて質問したらいいですか?って質問してくれた方がいて、私はこの素直さに思わず感動したんですが、それでも「普段通り聞きたいこと聞いたらいいですよ」と答えてしまいました。でもそうなんだもん。
ポイントは「調べたらわかるじゃん!」みたいなことを聞かないことです。あと、最近は面接官は色々と決まりが厳しいので、個人的なことを聞かれても答えづらかったりします。上場企業でIR調べてきました!ドヤァ!みたいなことを聞かれても答えづらいでしょうし、内定になる前提で質問してもドヤァ!みたいなことにもなりますし、意外と難しいのですが、
面接の中で出てきた興味や、調べてもわからなかったところを聞くと良いと思います。
多分ボロはどこかでもう出ているよ
緊張するし、特別な場だし、どこまで何を聞いていいのかわからないけどボロは出したくない。と言うとても特殊な時間ですよね、気持ちわかる。
でも、正直、どこかでボロは出てると思うから、開き直って目の前の面接官とお互い好感を持てるような時間を過ごした方が良いのです。
あと、99%の確率で、「1社目の一次面接は、自分が途中で何話してるのかわからなくなった」という感想を持ってます。受ける順番も超大事!!!
株式会社ミライヘ代表取締役
GCDF-Japanキャリアカウンセラー/国家資格キャリアコンサルタント
転職や仕事の岐路を切り抜けるキャリア面談をやってます。
好きな食べ物:チキンカツ・ピザ あと、別軸で東京で1番小さい社長を目指してます。