年越しの習慣@メキシコ

こんにちは!メキシコ在住フリーランスのワカです。今日で2020年も終わり。皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか?

私は気付けばどっぷりとメキシコ生活に浸かり、仕事を見つけたはずが(旅行業なので)コロナで依頼はゼロになり。夏は日本に一時帰国して10月にメキシコに戻った後、今度はメキシコ人と暮らし始めました。

特に何もなかった気がしていたけれど、思い起こすと今まで経験してこなかった出来事で溢れているなぁと思います。(これまでの記事はコチラ)

さて、2020年最後の記事は、メキシコでの年越しのTHE・定番と年末に増える怖~い話。(前回も怖い話でしたが、続編的な感じで。)今回もどうぞお付き合いくださいませ!

年越しは、お蕎麦じゃなくて●●●!

メキシコの年末は、日本のように厳かに新年を迎える、、、という雰囲気は全くありません。年末の最大イベントはもちろんクリスマス。「元旦」は単に新しい年がスタートするちょっとしたイベント、という感じです。

大晦日の夜は家族や友達とお酒を飲みながら楽しく過ごす、というのが一般的で、食事も特に決まったものはありません。ただし、ひとつだけちょっと驚きの習慣が。それは、

年越しの際にぶどうを12粒食べること。

教会で鐘が鳴る毎に願い事をしながら1つずつ食べるんです。なぜ??と思い少し調べてみたら、どうやら17世紀のスペインからきているよう。なので、スペインやメキシコだけでなく、かつてスペインの植民地であったラテンアメリカの国々やフィリピンでも、この習慣が受け継がれている、とのことでした。

12粒のぶどうを食べた後は、朝までパーティー。若者はバーやクラブに出かけることも多いようです。(さすがに今年はお店がクローズしているので、皆さん家で過ごすと思いますが。。)

一瞬、私も家でやってみようかな?と思ったけれど、基本的に欲がない&ありきたりな事だと面白くないよな、などと考えてしまうタイプなので、いつもの週末と同様の過ごし方になりそうです。

ちなみに、メキシコでは1月1日だけ祝日扱い。お店も会社も1月2日からは通常営業です。

高速道路は死角に注意を!

クリスマス、年末年始とハッピーな行事が続く12月。知り合いから、「1年前に経験した怖い話」というものが飛び込んできました。場所はもちろんここ、メキシコ。

クリスマスパーティーを終えてメキシコ人の友人と車で帰宅中に起きた恐怖の出来事はこちら。

時刻は確か深夜2時頃。高速を使って2人で家に帰る途中でした。ウトウトしながら前方の高架橋に目をやると、ぼんやりと人の影が見えたんです。なんとなくその雰囲気から「15歳くらいの少年かな?」と思いました。

でもその数秒後、少年は手に持っていた ”何か” を下に落とし、そこをジャストタイミングで通過した私たちの車のフロントガラスは一瞬で粉々に。100キロ近いスピードで走っていた車への衝撃はすさまじく、恐怖と混乱の中で後部座席に目をやるとレンガが1つ転がっていました。

……とんでもない事件じゃないですか?

しかも警察に電話する前に現場を走り去ったとのこと。「あぁ、どうせ警察に通報したって捕まらないよね。」と思った私に反し、その理由は「そこで停車したら、下で待機している仲間にやられるかもしれない。車が走行可能な状態なら、できるだけ現場を離れたほうが良い。」

驚愕しました、私は。おまけにびっくりしたのが、そのメキシコ人のご友人が翌日に笑いながら前夜の出来事をエピソードトークとして話していたという事実。どうやらこの手の話は、 ”よくあるパターン” の犯罪らしいです。

いや~さすがメキシコ。自分の身は自分で守る、という海外での鉄則を定期的に思い出させてくれます。(全然嬉しくないけれど。)

やらない予定だけど、もしぶどうを12粒食べることになったら、そこにこめる願い事のひとつは確実に「2021年も無事に生き抜けますように」ですね。

今年も一年ありがとうございました。皆さま良い年末年始をお過ごしください。また来年お会いしましょう。それでは、アディオース!

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