「心理的安全性がないんです」って上司に言っても刺さらないこと多いよね!

柏木です。心理的安全性って言葉、最近すごい流行ってますね。皆、心理的安全性がある職場を求めてますねぇ。最初の頃はふむふむと聞いてたんですが、大変よく聞くので、これはもう「重くなっていた筆を(指を)取るしかない…」と思った次第です(サボりのいいわけ)

心理的安全性って何?のおさらい

心理的安全性とは何かと言うと、

他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、自然体の自分を曝け出すことのできる環境や雰囲気のこと

というもので、Googleがチーム作りに必要な要素だよね!いくつかあるけどこれ大事だよね!って掲げたものの1つです。簡単に言うと、「自分の思ってることいっても、自分の人格を否定されるほど指摘されないよね?」って思える状態です。

まぁしかし、上司と面談や雑談で話す機会があったとして、「うちのチーム心理的安全性ないっすよね・・・」と言っても、まぁ刺さらないですよね。それで「あぁこの組織もうだめだ転職しよう」と思い立つ場合もありますが、刺さらないのにはお互いのズレがあります。今日はこの背景をお伝えします。

心理的安全性も、全ては「チームで結果を出すため」

そもそも心理的安全性が必要なのは、チームで結果を出すためです。チームで最高の仕事と成果を出すためです。そのために必要なことが心理的安全性であり、お互いを信頼することであり、そして成果です。

心理的安全性の次に必要なことが、相互信頼であり、相互信頼とは「お願いした仕事をやり遂げてくれるかどうか」がポイントとなります。

上司=全てを見てくれる神のような存在でない限り、基本的にはあなたが上司を評価するように、上司もあなたを信頼して良いかどうかを判断しています。

そしてその判断量はお互い同じだけあるようなことが多いです。責任の差はあったとしても、上司って結構小さなことをお願いしてやってもらえなくて傷ついてたりするものなのです。

「自然体の自分=ありのままの自分」だとチームはぶっ壊れる

次に、「自然体の自分=ありのままの自分を理解されない!だめだ、転職しよう」みたいなこともありますよね。際どい伝え方ですが、ありのままの自分で仕事をする必要ってないと思うんです。

「今日朝起きようと思ったんですけど、やっぱ眠いなって思って寝たんです。で、起きて見たSNSが気になっちゃって・・・。あと、電車に乗る前に見上げた空が綺麗だったんです。見ます?これ後でアップしようと思うんですけど」みたいな理由を爽やか顔で述べられたとしても、「いや遅刻してるし仕事しろよ!!」って思いますよね。

自分をブランド化する、とか、偽って仕事をするといったビッグなことをいいたいのではないです。

皆ありのままの出来たら長く寝ていたい気持ちとは別に、ある程度整理して仕事の時の自分を出しているはずです。その「仕事の時の自分」の自然体が受け入れられるかが大事です。

心理的安全性を語るとき、あなたは相互信頼されているか、そして、自分だけのありのままになっていないか?を気をつける必要があります。

ベースはあくまでも、「チームで最高の成果を出すため」です。

心理的安全性がほしいのであれば、チームの定義を自分で考え直す必要がありますが、自分の承認欲求を満たしてほしかったり、自分の所属欲求を満たしてほしい場合は、上司への要望の仕方が違います。

上司と「心理的安全性」の意見が合わない理由

・メンバーは上司に自分を見てほしいと思うし、

・上司はメンバーに結果を見てほしいと思っています。

見るポイントは異なって当たり前なので、その上でお互いを理解出来ないと心理的安全性に関する意見は合いませんし、

上司の方がもっと心理的安全性のないストレスフルな環境にいます。

なので、伝え方は少し作戦を練って伝えた方が、正しく理解してもらえそうですね!

ということで

キーワードを見つけて自分の環境に置いて考えることは超GOOD!です。

働き方が多様になっている最近では、いろんなキーワードが流行ります(昔からですが)。だからこそ、キーワードが本当に伝えたいことも自分で見てみることや、流行だけじゃなくて原理原則を知ることもすごく大事です。

これが出来ると本当に転職することになっても、面接で伝えたいことがちゃんと言えるので、ぜひ転職を考える前に全体を把握してみると良いと思います。

Google re:Work

ちなみに

私達の心理的安全性は「△」だそうです。

心理的安全性=なんともいえんよね、となってしまった反面教師としてご参考下ださい。

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